公共機関のとしての教育事業の役割は、結局は、憲法の尽きるとも言えるでしょう。すなわち、教育を受ける権利が認められ、自分の受けたい教育を自分で選択することになり、そういう生徒や学生たちへ、適切な教育を授けるということです。しかし、教育と言っても、大きく公教育と私教育に分かれ、その役割も、微妙な違いがあると言えるでしょう。
公教育の役割としては、国民全般に等しい教育を提供し、とりわけ、最低限の教育を受けるのみで、社会人としてのルール等を理解できるようにすることです。かたや、私教育においては、より自由度が高く、生徒の望む教育を施すことも、その役割の中にあると言えるでしょう。もちろん、公教育も私教育も、どちらも公共機関であるため、公共性を有していることは確かです。けれども、ある意味、専門家の育成には、私教育の方が、より重要視している点があるかもしれません。それは、受験、とりわけ、大学受験のあり方にかいま見ることができ、多様化の時代には、色々な教育があっても、おかしくはないのかもしれません。